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三牧聖子

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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

報告

解説アメリカでは、「Staged(やらせ)」という言葉がSNSのトレンドに浮上している。このたびの事件でトランプ氏が負った傷は、幸いにも致命傷ではない。そのことから、共和党の党大会が迫る中、トランプ陣営が故意にこの事件を演出したのではないか、とみる向きが生まれているのだ。 しかし、今回の事件の詳細も判明していない段階でこうした説がSNSに出回る現状は、民主主義国として非常に不健全な状況だ。バイデン氏以下、民主党の政治家たちも続々と声明を出しているが、今は政治的対立を傍に置いて、暴力や陰謀論への決然とした姿勢を見せてほしい。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

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  • 高橋浩祐

    米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

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コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

アメリカ政治・外交、国際関係論、平和研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教、高崎経済大学経済学部国際学科准教授を経て2022年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。

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