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松平尚也

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農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

報告

補足令和の米騒動から考えるべきは、米価格が高騰しても農家の米作り継続がいまだ難しい現状である。実際、米販売業者らが作成した報告書「米穀流通2040ビジョン」では、現状の米市場の水準では、米農家が減少し2030年代に国内の米供給を確保できない可能性が指摘されている。一方で、食の格差が広がる中で米価格高騰に対応できていない農業政策の問題も指摘される。そこでの問題は、主食の米の供給が不安定化しているのに備蓄米制度始め既存の政策が機能不全となっている現状である。政府は、適切な価格で米が流通するために政策転換する必要があると言える。

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コメンテータープロフィール

松平尚也

農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。

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