【速報】岸和田市長が妻も同席し会見「許してもらってはいない」女性関係めぐり不信任決議受け議会解散、来年2月に市議選へ 自身は辞職せず 妻には「申し訳なかったと謝罪」
女性との性的関係をめぐって市議会による不信任決議を受け、議会を解散した大阪府岸和田市の永野耕平市長は23日、自身が辞職・失職する考えはないと表明しました。会見には途中から妻が同席しています。 ▼【画像】途中から妻も同席して行われた岸和田市長の会見 会見で永野市長は、「夫婦の間ですから、こういうことがあって申し訳なかったと謝罪した。結婚生活を続けているが、まだ、許してもらってはない」と明かしました。 一方、妻は永野市長に対し「変わらず、大事な家族の一員です」と語り、「市長職は続けてほしいと思う」と小声で語りました。 永野市長は、女性や女性をめぐる知人の大阪府議との関係について、ネット上で記載されている内容を一部否定しました。また、妻は「(女性への)性加害はないのに、あるように報道されて辛かった」と語りました。
■市長は辞職・失職せず議会解散「不信任決議に大義はない」
永野市長は、性的な関係を強要したとして、府内の女性から提訴され、11月、解決金500万円を支払うことなどで和解しました。永野市長は、女性と不倫関係にあったことは認めて謝罪し、所属していた大阪維新の会に離党届を提出(党から離党勧告処分)して受理された一方、女性に性加害を加えたり関係を強要したりしたことはないと否定し、市長の職を続投する意向を示してきました。 市議会は20日、「混乱を招いた責任は大きい」などとして、市長の不信任決議案を提出し、出席者の4分の3以上が賛成し、可決しましたが、これに対し、永野市長は24日午前、「議会解散」の通知書を市議会の議長に提出。市の選挙管理委員会によると、市議選は来年2月2日の実施を想定し、準備を進めているということです。 地方自治法では、改選後の議会で再び不信任決議が出され、3分の2以上の議員が出席して過半数が賛成した場合、市長は失職することになります。市選管によると、直近の市議選では約7300万円、市長選では約4400万円かかったということです。 永野市長は会見で、「きっかけを作ったのは、僕ですから。僕が悪いと思います。ただ、それは家族や妻に対して思っていることであって、そのまま市議会で扱われるというのはもちろんおかしなこと。僕の個人的な生活上のことについて市議会で扱うものでは本来ない」と持論を述べました。 その上で、「不信任決議の内容は全く理解できないし、決議に大義がない」と議会を批判したうえで、「市民の皆さんに決めてもらい、選ばれた方が再選後に私に不信任決議を出され(過半数が賛成し)たら自動失職するので、そのタイミングで市長選挙になると思う」と語り、自身が辞職・失職する考えはないと表明しました。
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