Yahoo!ニュース

市川衛

市川衛認証済み

認証済み

医療の「翻訳家」

報告

補足脳死による臓器移植を行う場合、本人の意思が不明な場合は家族が判断することになります。しかし、決断を迫られる家族側にとって、本人がどのような意思を持っていたかがわからないことで判断迷いにつながりますし、精神的な負担にもなります。 このコメントをご覧になっていただいた方の中で意思表示がまだの方は、ぜひ運転免許証やマイナンバーカードにある意思表示欄をご覧になって見てください。 『脳死後の臓器移植はしたくない』という選択肢もあります。何であれ、意思を示しておくことが、万が一があったことに家族の負担を減らし、自分自身の意思を貫くことにつながります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 中山祐次郎

    外科医師・医学博士・作家

    解説脳死になった患者さんのご家族に対して、臓器提供の提案をすることは医療者にとっても大きなハードルがあり…続きを読む

コメンテータープロフィール

(いちかわ・まもる)医療の「翻訳家」/READYFOR(株)基金開発・公共政策責任者/(社)メディカルジャーナリズム勉強会代表/広島大学医学部客員准教授。00年東京大学医学部卒業後、NHK入局。医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。16年スタンフォード大学客員研究員。19年Yahoo!ニュース個人オーサーアワード特別賞。21年よりREADYFOR(株)で新型コロナ対策・社会貢献活動の支援などに関わる。主な作品としてNHKスペシャル「睡眠負債が危ない」「医療ビッグデータ」(テレビ番組)、「教養としての健康情報」(書籍)など。

市川衛の最近のコメント