日本はこれまでアルファ株、デルタ株の侵入を安々と許してきました。デルタ株が日本に侵入することを永遠に防ぐことができたとは思いませんが、もう少し侵入までの時間稼ぎができていればその間にワクチン接種率を高めて感染者・重症者を減らすことはできたのではないかと思います。 海外との往来再開を議論することは必要だとは思いますが、ワクチン接種証明書だけでなく、検疫体制の強化も含めて議論されるべきことだと考えます。今のように「お願いベース」の待機要請では、新たな変異株の侵入を防ぐことは難しいでしょう。
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コメンテータープロフィール
感染症専門医。国立国際医療研究センターを経て、2021年7月より大阪大学医学部 感染制御学 教授。大阪大学医学部附属病院 感染制御部 部長。感染症全般を専門とするが、特に新興感染症や新型コロナウイルス感染症に関連した臨床・研究に携わっている。YouTubeチャンネル「くつ王サイダー」配信中。 ※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。本ブログに関する問い合わせ先:kutsuna@hp-infect.med.osaka-u.ac.jp
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