見解ユーロ圏の政治情勢が不安定さを増す可能性が改めて意識され、14日の欧州株式市場では主要国の株価指数が下落。東京株式市場でもリスク回避の動きを強め、日経平均は下げ幅を拡大させ一時800円を越す下げとなり、一時38000円を割り込んだ。米国の景気減速や自動車の認証不正なども加わるなど悪材料が重なった格好か。日経平均の日足四本値をみると下離れしそうにもみえる。欧州の政治不安という新たな材料も加わってきた。明日以降の日経平均の動きにも注意したい。
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コメンテータープロフィール
フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。