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久保田博幸

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金融アナリスト

報告

見解15日の東京株式市場では日経平均株価は7月19日以来およそ3か月ぶりに4万円台を回復した。この背景にあったのは国内要因というよりは海外要因によるものといえる。東京市場が休みとなっていた14日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均は連日の最高値更新となっており、これが東京株式市場に波及した格好に。米国株の上昇に加え、FRBによる大幅な利下げ観測の後退などから、米長期金利が上昇し再び4%台を回復したことで、ドル円が150円に接近した。この円安も好感された。また、今日、衆院選が公示されたが、衆院選時は株高といったアノマリーも多少なり意識されたか。

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コメンテータープロフィール

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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