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久保田博幸

久保田博幸

認証済み

金融アナリスト

報告

見解四半期に1度公表される経済見通し(ドットチャート)によると、2024年末時点での政策金利の予測中央値は5.1%となり、2025年末の政策金利の予測中央値は4.1%となっていた。1回あたり0.25%の利下げ幅で想定すると年内はあと1回、来年は4回の利下げを予測する格好ながら、これはあくまで予測であり、予定とかではないことにも注意したい。それでも今回のドットチャートを受けて、年内のどこかでの利下げが一度行われるであろうということがコンセンサスとなりつつある。年内の連続しての利下げは考えづらくなってきた。大統領選挙も控えており、その利下げのタイミングもなかなか見極めづらくなりそうだ。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

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コメンテータープロフィール

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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