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久保田博幸

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金融アナリスト

報告

見解米大統領選挙でトランプ氏有利との見方から、トランプ・トレードが加速しつつある。トランプトレードとは、もしトランプ氏が米大統領に返り咲いたら、どんな政策をしてきそうなのか、それを考慮した売買(トレード)である。米国株式市場では財政拡張や規制緩和が意識され、東京時間の米株価指数先物が買われた。トランプ氏が掲げる関税強化、減税による物価上昇や財政悪化が懸念され、トランプ政権となった場合に米長期金利に上昇圧力がかかる可能性が強まった。これを受けて6日の東京時間の米長期金利は一時4.45%と大きく上昇した。米長期金利の上昇も手伝い、ドル円は154円台に上昇(円安ドル高)。米株価指数先物の上昇や円安が好感されて、6日の東京株式市場では日経平均が一時1100円を超す上昇となった。

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  • 藤代宏一

    株式会社第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト

    解説「噂で買って事実で売る」という相場格言のような展開になるかと思いきや、トランプ氏の優勢が伝わるとトラ…続きを読む

コメンテータープロフィール

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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