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小崎恭弘

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大阪教育大学教授/元附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

報告

解説色々な部分で杜撰さを感じます。 子ども達の活動は時として、保育者の予想を超えることが起きます。事故やケガや子ども同士のトラブルなどです。そのような場合は、複数でなければ、対応ができません。その前提が、まずは守られていません。また乳児を一人で寝かしています。現在の保育では睡眠時には「SIDSチェック」(乳児の突然死症候群対策)として、5分おきの確認を行なっています。それらもなされていません。 近年保育においてリスクマネジメントの視点が、取り入れられています。以前認可外施設において、児童の死亡が多くあり社会問題化し、監査などの整備が整ってきていました。それらの取り組みもあり、死亡事案は減少傾向にありました。今回の行政の対応は、それらの社会全体の取り組みに水を差すものです。保育施設の担っている子どもの命を守る営みに対する、行政の意識の変革を強く求めます。

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    保育園を考える親の会アドバイザー/ジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

小崎恭弘

大阪教育大学教授/元附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

大阪教育大学健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 (保育学) 教授。元大阪教育大学附属天王寺小学校長。2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。西宮市市役所初の男性保母として採用・市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」三人の男の子それぞれに育児休暇を取得。それらの体験を持ちに「父親の育児支援」研究を始める。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。NPOファザーリングジャパン顧問。各自治体の委員を務める。

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