阪神 小谷野栄一氏の招へい検討 次期監督の藤川球児氏サポート役 同学年“松坂世代”打線活性化へ期待
阪神が来季の1軍打撃コーチとして、オリックス打撃コーチの小谷野栄一氏(44)の招へいを検討していることが13日、分かった。 【写真】退任の岡田監督 への字口で「ひっどいなあ、最後の最後に」「信じられへん」最後まで苦言止まらず 阪神が次期監督として既に内諾を得ている球団本部付スペシャルアシスタントの藤川球児氏(44)とは、同学年の“松坂世代”。現役時代は違うリーグでプレーし、同じユニホームを着たことはないが、旧知の仲でもある。打撃指導はもちろん、コーチとしての経験も豊富なだけに、指導者としての経験がない藤川氏のサポート役としても期待される。 小谷野氏は創価大から2002年度ドラフト5巡目で日本ハムに入団。現役時代は勝負強い右打者として、10年に109打点で自身初となる打点王のタイトルを獲得した。14年オフにFA権を行使してオリックス入り。18年に現役を引退した。 19年からは楽天の1軍打撃コーチに就任。20年からオリックスの2軍打撃コーチを務め、野手総合兼打撃コーチなどを歴任し、21~23年のパ・リーグ3連覇を陰で支えた。今季は1軍で打撃コーチを担ったが、6月に2軍へローテーションされていた。 阪神では森下、大山ら自身と同じ右打者が中軸を担っている。また、今季台頭した前川、井上ら伸び盛りの若手打者も多い。2年ぶりのリーグ優勝へ向けて、今季はリーグ3位の485得点にとどまった打線を活性化させる指導が期待される。 ◆小谷野 栄一(こやの・えいいち)1980年10月10日生まれ、44歳。東京都出身。現役時代は右投げ右打ちの内野手。創価から創価大を経て、02年度ドラフト5巡目で日本ハム入団。15年にFAでオリックス移籍。18年現役引退。打点王、ベストナイン(いずれも10年)、ゴールデングラブ賞3回(09・10・12年)。19年に楽天1軍打撃コーチ、20年からオリックス2軍打撃コーチ、野手総合兼打撃コーチなどを歴任。NPB通算1394試合で打率・264、71本塁打、566打点。