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小崎恭弘

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大阪教育大学教授/元附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

報告

解説小学校の校長をしていた時に、兄弟の相談はたくさんお聞きしました。中でも「一人っ子でも大丈夫でしょうか?」とご心配される保護者の方は、多かったです。 「一人っ子の何が心配ですか?」と、保護者に尋ねると、心配事は大きく以下の二つです。 ・兄弟間での葛藤場面がなく、コミュニケーション力が弱いのではないか? ・なんでも自分の思い通りになる環境で、ワガママに育つのではないか? 少し見方を変えると、このように感じているご家庭はあまり心配がないかもしれません。この二つの心配事は、どちらも育ちの中で獲得して行くものであり、保護者が意識的に環境を作り出したり、配慮する中で対応ができるのですから。 例えばコミュニケーションについては、保育施設や近所、親戚の子ども達と意識的に関わる機会や経験をすれば良いと思います。またワガママについては、そのような場面や機会を保護者が、しっかりと向き合えば良いでしょう。

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    新渡戸文化学園理事長/放課後NPOアフタースクール代表理事

    補足一人っ子は増えている傾向にあります。 国立社会保障・人口問題研究所による「出生動向基本調査」によると…続きを読む

コメンテータープロフィール

小崎恭弘

大阪教育大学教授/元附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

大阪教育大学健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 (保育学) 教授。元大阪教育大学附属天王寺小学校長。2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。西宮市市役所初の男性保母として採用・市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」三人の男の子それぞれに育児休暇を取得。それらの体験を持ちに「父親の育児支援」研究を始める。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。NPOファザーリングジャパン顧問。各自治体の委員を務める。

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