山下美夢有がツアー新記録で完全優勝「ゴルフ界を盛り上げたい」 来季シード争いも決着
<大王製紙エリエールレディス 最終日◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71> 政田夢乃のもぐもぐタイム【写真】 国内女子ツアーの最終ラウンドが終了した。山下美夢有が5バーディ・2ボギーの「68」をマークし、初日から首位の座を守りきり完全Vを達成。4日間(パー71)の最少ストローク新記録となるトータル22アンダーで今季2勝目、通算13勝目を果たした。 前半7ホールはパーを並べる静かな立ち上がりとなったが、8番パー3で初バーディ奪取。後半では17番までに2ボギーを喫したが、それを上回る4バーディを奪った。後続と3打差で迎えた最終18番ではきっちりとパーで上がり、ギャラリーの大歓声に応えた。 優勝スピーチでは「今年はなかなか最終日にスコアを伸ばせず悔しい思いをしたんですけど、こうして優勝することができてとてもうれしいです。今年はアメリカの(最終)予選会に出ます。しっかり通過して、もっとゴルフ界を盛り上げられるように頑張りたい」と、海の向こうでの活躍をファンに誓った。 トータル20アンダー・2位に鈴木愛。トータル17アンダー・3位タイに新女王・竹田麗央とウー・チャイェン(台湾)、トータル15アンダー・5位タイには小祝さくらと臼井麗香が入った。 今大会終了をもって、来季のシード権争いも決着。メルセデス・ランキング50位位内の選手に来季フル出場権が与えられた。当落線上にいた選手では、渡邉彩香、柏原明日架らが圏内を維持し、シードに返り咲いた。 ルーキーの政田夢乃は奮闘したものの、50位にはわずかに届かず初シード入りはならなかった。ツアー通算6勝の37歳・笠りつ子はシード喪失。後藤未有、永峰咲希、菅沼菜々、永井花奈らもシード権を失うことになった。 【最終ラウンドの上位成績】 優勝:山下美夢有(-22) 2位:鈴木愛(-20) 3位:竹田麗央(-17) 3位:ウー・チャイェン(-17) 5位:小祝さくら(-15) 5位:臼井麗香(-15) 7位:川崎春花(-14) 7位:政田夢乃(-14) 7位:桑木志帆(-14) 10位:河本結(-13) 10位:穴井詩(-13)