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小崎恭弘

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大阪教育大学教授/元附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

報告

解説第2次ベビーブーム時に子どもの数が一気に増えて、多くの保育施設や学校が建設されました。まさに第2次ベビーブームは1971年〜1974年の4年間であり、この学校の建設のタイミングです。建築から50数年が経ちます。 またこのタイミングは、高度経済成長時期とも一致しており、現在の社会インフラのさまざまなものが造られる、いるいわゆる建築ラッシュが起きました。たとえば鉄道や橋や道路などの交通インフラ、役所や学校などの生活インフラなどです。しかしそれら大規模な建築物のメンテナンスや改築などには、莫大なコストや時間がかかります。特に学校はそれらのコストの対象外とされており、なかなか整備が進んでいません。耐震への対応が近年進められていますが、全面的な改築というよりは一部の補強レベルにとどまっています。 そのようその場しのぎレベルでの回収が限界に来ている、一つの証左であると感じます。

コメンテータープロフィール

小崎恭弘

大阪教育大学教授/元附属小学校長/ファザーリングジャパン顧問

大阪教育大学健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 (保育学) 教授。元大阪教育大学附属天王寺小学校長。2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。西宮市市役所初の男性保母として採用・市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」三人の男の子それぞれに育児休暇を取得。それらの体験を持ちに「父親の育児支援」研究を始める。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。NPOファザーリングジャパン顧問。各自治体の委員を務める。

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