小学校の天井からコンクリート塊が落下、児童は緊急下校…53年前に設置・定期点検の対象外
大阪府豊中市立中豊島(なかてしま)小学校(曽根東町)で14日午前8時30分頃、廊下の天井からコンクリート塊(縦45センチ、横30センチ、高さ20センチ)が落下した。けが人はなかった。同小は全児童を緊急下校させ、業者による安全確認の上で、15日に授業を再開した。 【図】いろいろありました…謝罪記者会見
市教育委員会が同日、発表した。市教委によると、コンクリート塊は二つの校舎を結ぶ2階廊下の天井裏からはがれ落ち、天井パネルを突き破って廊下に落ちたという。
コンクリート塊は1971年に校舎を増築した際に設置したものの一部。3年ごとの定期点検の対象外で、経年劣化や地震などで亀裂が入ってはがれたとみられる。市教委は、同様の工法が採られた市内の小中学校で緊急点検を行う。