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小山堅

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日本エネルギー経済研究所 専務理事・首席研究員

報告

解説欧州では冬場に入ってからの低温などの影響もあって、ガスの在庫水準が低下傾向を示している。絶対的な水準そのものはまだ高いレベルにあるが、過去との比較では、低めの方向に動きつつあり、こうした需給の地合いもあって、欧州のガス取引価格はじりじりと上昇している。これに加えて、ウクライナとロシアのガス契約の先行きがガス価格に影響を及ぼしている、と見られる。ウクライナ危機直後の異常な高価格は沈静化したが、国際ガス・LNG市場の先行きにはまだ様々な不確実性要因が存在する。今後の欧州ガス価格の動きは要注意である。

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コメンテータープロフィール

小山堅

日本エネルギー経済研究所 専務理事・首席研究員

専門は国際エネルギー情勢の分析とエネルギー政策の研究。エネルギー安全保障問題やエネルギー地政学に詳しい。

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