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服部倫卓

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北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

報告

見解先日、米国政府がガスプロムバンクに対する制裁を発表したことを受け、いまだロシアからガスを輸入する中東欧諸国、とりわけハンガリーが反発を示し、ガス代金の決済に関してだけは同銀行に対する制裁を例外的に適用しないでほしい旨を申し入れていた。 ただ、ウクライナのトランジット契約が延長されず、来年以降EU諸国によるロシア産ガス輸入がほぼゼロとなったら、この問題も自然消滅するかもしれない。 いずれにしても、今の情勢が続く限り、ロシアと欧州の経済関係の断絶はさらに進んでいくことになろう。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

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    RAUL株式会社代表取締役

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    日本エネルギー経済研究所 専務理事・首席研究員

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コメンテータープロフィール

服部倫卓

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。

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