見解北朝鮮の外稼ぎ活動は、もともと多様な形で行われてきた。アフリカで銅像を作ったり、病院を運営したり。また中国や東南アジアでレストランを経営したり。世界の隅々に出かけていって商売を行ってきた彼らが、グローバルに広がるサイバー空間でじっとしているはずがない。日本の反社会的勢力がインターネットの匿名空間を悪用しているように、北朝鮮の外貨稼ぎも、いっそう巧妙さを増していくだろう。
コメンテータープロフィール
北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。
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