Yahoo!ニュース

木俣冬

木俣冬認証済み

認証済み

フリーライター/インタビュアー/ノベライズ職人

報告

見解「光る君へ」も本日放送の第40回を入れて残りあと9回。いよいよ最終コーナーに入りました。平安時代を舞台にした大河ドラマは少なく、視聴者もこの時代に詳しくないのでどうなることか当初は心配されましたが、蓋を開けてみたら、大石静さんが世界的名作「源氏物語」のエッセンスをうまく取り入れて興味深い物語に仕立て、視聴者を引き付けて離しません。 大石さん自身がこの時代の歴史や文化に詳しくなかったそうですが、へんに詳しくないからこそ真摯に学びながら執筆できたのではないでしょうか。配偶者を亡くしながら、好きなお酒もセーブして3年描き続けたという大石さん。さきほど、NHKの「よみがえる源氏物語絵巻」にも出演されていました。美術セットができると見学し執筆の参考にしていたと語り、美術チームの仕事を称えていました。チームを大事にする心がいいドラマを生むのだと感じます。

コメンテータープロフィール

木俣冬

フリーライター/インタビュアー/ノベライズ職人

角川書店(現KADOKAWA)で書籍編集、TBSドラマのウェブディレクター、映画や演劇のパンフレット編集などの経験を生かし、ドラマ、映画、演劇、アニメ、漫画など文化、芸術、娯楽に関する原稿、ノベライズなどを手がける。日本ペンクラブ会員。 著書『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、ノベライズ『連続テレビ小説 なつぞら』『小説嵐電』『ちょっと思い出しただけ』『大河ドラマ どうする家康』ほか、『堤幸彦  堤っ』『庵野秀明のフタリシバイ』『蜷川幸雄 身体的物語論』の企画構成、『宮村優子 アスカライソジ」構成などがある

木俣冬の最近のコメント