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菊地慶剛

菊地慶剛

認証済み

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

報告

見解先ほどX上に本日の今永昇太投手の投球データを投稿させてもらいましたが、全球種の球速がシーズン平均を下割っていました。また回転数に関しては、フォーシームとスプリットがシーズン平均を上回っている一方で、スライダーとカーブが逆に下回っていました。これらの影響を受けたためか、ボールの縦方向の動きも変化が起こっていました。 また17本許した打球のうち11本がハードヒット(打球速度95mph以上)されており、かなり鋭い打球を打たれていたのが理解できます。 今回がMLB移籍後で最短イニング降板となってしまいましたが、ここ最近は5月29日のブルワーズ戦、6月4日のホワイトソックス戦と大量失点される場面が増えています。これらの試合を見ても、今永投手の生命線であるフォーシーム、スプリットの球速がシーズン平均を下回っているのが確認できます。 今後もボールの質次第で、投球内容が大きく左右されそうです。

コメンテータープロフィール

菊地慶剛

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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