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門倉貴史

門倉貴史

認証済み

エコノミスト/経済評論家

報告

見解新入社員の超短期離職の増加には、採用市場が空前の売り手市場になっていることも影響している。  売り手市場で、転職しやすい環境なので、新入社員の離職や転職に対する心理的ハードルが低くなっているということた。  ただ、自分の希望する職種や勤務地を求めて超短期離職・転職を繰り返していると、採用担当者の信頼の低下を招き、転職を希望する企業の採用担当者が提示する労働条件が悪化してしまうリスクがある。  その場合、たとえ売り手市場であったとしても自分の希望する配属の実現がますます困難になる可能性かあることには十分な注意が必要だろう。

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    「謝罪のプロ」こと危機管理コミュニケーション専門家

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  • 今野晴貴

    NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。

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コメンテータープロフィール

1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。

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