提言学生のキャリア教育に加えて、個人相談を長年やっています。早期離職はキャリア教育という視点で、学生個人の人性に影響があります。 つい、「学生」とか「企業」という集合体でモノを考えてしまいますが、実際には学生も会社も千差万別。人によって、会社によって状況はバラバラです。 大学は学生が就職してしまえば仕事は終わりと思われているでしょうが、東北大学では、卒業していく学生向けに、毎年、会社に入った後のキャリアについてもセミナーを行い注意喚起をしています。 退職代行業者を使って早期離職も簡単にできるようになりました。では、その後は? 少子高齢化が爆進する日本では、男性も女性も50代どころか恐らく一生働くことになります。 早期退職の影響は20代ではわかりません。それを踏まえて自己責任で判断となります。
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コメンテータープロフィール
東北大学特任教授/人事コンサルタント/産業カウンセラー。コミュニケーション専門家として企業研修や大学講義を行う中、危機管理コミュニケーションの一環で解説した「謝罪」が注目され「謝罪のプロ」と命名されるが、実はコミュニケーションとキャリアデザインのWメジャーが専門。ハラスメント対策、就活、再就職支援など、あらゆる人事課題で、上場企業、巨大官庁から個店サービス業まで担当。理系学生キャリア指導の第一人者として、日本初の理系専用キャリアガイドを著わし、理系マイナビ他Webコンテンツも多数執筆。30代に会社を辞め、自費によるロンドン大学大学院留学でキャリアチェンジを果たしたリスキリング先駆者。