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神保謙

神保謙

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慶應義塾大学教授 / APIプレジデント / キヤノングロー

報告

解説イランの弾道/巡行ミサイル・ドローンによる300発以上の直接攻撃はかなりの衝撃だが、幸いにもミサイル防衛と対空防御によりイスラエル側の被害は軽微で済んだ。イスラエル国民の反応も、これを奇貨とした戦線拡大回避の姿勢だろう。イスラエルにはイランに報復しないことが将来のより強固な攻撃を招くという強い見方もあり、予断を許さない。そしてイスラエルは過去の例からも比例原則を度外視した軍事攻撃をする傾向があり、イランとの安定したエスカレーション管理は保障しえない。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鈴木一人

    東京大学教授/地経学研究所長

    解説興味深いのは、イランに反撃することがデフォルトで、同盟国(アメリカ)が止めているが、それでも反撃すべ…続きを読む

  • 高橋和夫

    国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

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コメンテータープロフィール

神保謙

慶應義塾大学教授 / APIプレジデント / キヤノングロー

専門は国際政治学/安全保障論。安全保障アーキテクチャ(パワー・制度・活動の融合)や、抑止論、信頼醸成、経済安全保障などが最近の関心領域。世界経済フォーラム、シャングリラ・ダイアローグ、北東アジア平和協力対話(NEACD)などに登壇。

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