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石井綾華

石井綾華認証済み

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特定非営利活動法人LightRing.代表理事

報告

見解命を軽視する発言をした児童に対し男性教諭が「一緒に死のうか」と言った問題が挙げられています。  元々児童が「死ね」と発言したのは、教諭のエアコンのつけ忘れが原因でした。近年は新型コロナウィルスやオンラインゲームの発達等の影響を受け、相手の表情から感情や意図を読み取るのが難しい環境下、会話をしなければならない場面が増加しています。  その中でも特に学童期の子ども達にとっては、他世代と比べて対面の機会が失われてしまったことで相手の気持ちを考えながらコミュニケーションを取る経験が不足している環境にも目を向けなくてはなりません。  このような時制こそ、子どもたちにとって「自分が不快な思いをした時にどのように伝えると自分も相手も気持ちよく対処できるのか」について、アサーション能力の向上機会を学校教育の場面で行うべきだと思います。

コメンテータープロフィール

石井綾華

特定非営利活動法人LightRing.代表理事

精神保健福祉士|若者自殺対策全国ネットワーク共同代表 平成元年生まれ。18歳でNPOを設立し20歳で法人化。 12年間、子ども若者の自殺、孤独・孤立問題解決のため 友人や家族等の身近な者による支援技術養成("ユースゲートキーパー"養成研修)及び支援活動を合計20,150名へ展開。 ピアサポートを重視し、全国各地の支える側の思春期・青年期のためのオンライン居場所(ringS)を運営。 自殺問題、孤独・孤立問題に関する有識者として東京都自殺対策総合会議委員等を務める。 著書『思春期学 第20章 一般市民の潜在能力と可能性』|第11回日本ユースリーダー賞受賞

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