相次ぐ強盗事件…闇バイト実行役は「必ず捨てられる」専門家が指摘
日テレNEWS NNN
補足「闇バイト」の背景には社会問題が多く潜んでいるように感じる。 経済格差もその1つにあるのではないか。物価上昇はもちろん、所得格差も緩やかに拡大しており、若者の多くが「経済的不安」を抱えている。そのような中で「簡単に稼げる」という言葉に騙されてしまい、手を出してしまうのだろう。 また、インターネットの発達により私たちの周りは様々な情報で溢れている。以前から言われているが、「情報リテラシー」の格差を解決することも必要なのではないか。「危ないと思ったが辞められなかった」ではなく、「危ないと思ったから必要な支援を求めることができた」に変えるためには、私たちが正しい情報を提供することはもちろん、本人達のリテラシーを高めることが必要ではないか。 「社会のせいでこうなってしまった」と言われないよう、「闇バイト」の背景に潜む様々な社会問題や彼らの抱える課題に目を向けた対策に取り組むことも必要である。
精神保健福祉士|若者自殺対策全国ネットワーク共同代表 平成元年生まれ。18歳でNPOを設立し20歳で法人化。 12年間、子ども若者の自殺、孤独・孤立問題解決のため 友人や家族等の身近な者による支援技術養成("ユースゲートキーパー"養成研修)及び支援活動を合計20,150名へ展開。 ピアサポートを重視し、全国各地の支える側の思春期・青年期のためのオンライン居場所(ringS)を運営。 自殺問題、孤独・孤立問題に関する有識者として東京都自殺対策総合会議委員等を務める。 著書『思春期学 第20章 一般市民の潜在能力と可能性』|第11回日本ユースリーダー賞受賞