きっかけは”エアコンのつけ忘れ”「暑い。なんでつけてくれんかったと? 死ね」 発言した男子児童に担任が「一緒に死のうか」 廊下に連れ出し窓際で
6月中旬、福岡県粕屋町の小学校で、命を軽視する発言をした6年の男子児童に対し男性教諭が「一緒に死のうか」と言った問題。 【写真で見る】6年の男子児童が発言 「暑い、 なんでつけてくれんやったと、 死ね」 担任がエアコンをつけ忘れたことが、ことの発端だったことが分かりました。 目撃した複数の児童が「先生、やめてください」と制止しており、学校側は体罰があったことを認め「許されないこと」と謝罪しました。 ■「先生やめて」目撃した児童が制止 問題が起きたのは、6月11日。4時間目の授業が始まる前の休み時間のことでした。 福岡県粕屋町の小学校で、担任の男性教諭が命を軽視する発言をした6年の男子児童を廊下に連れ出し、肩に腕を回して「一緒に死のうか」と言ったものです。 教諭はなぜ「一緒に死のうか」と言ったのか。何が起きたのか。学校と教育委員会が、7月19日に開いた保護者への説明会で、当時の状況が明らかにされました。 学校の説明によると6年生の男子児童が、担任の男性教諭が教室のエアコンのスイッチを入れ忘れていたことに不満を持ち「暑い、なんでつけてくれんやったと、死ね」と発言をしました。 この発言について別の児童から聞いた男性教諭が、「どうして死なないかんと?」となどと男子児童に問いただしました。 しかし返事がなかったことから男性教諭は、男子児童を教室の外の廊下に連れだし肩に腕を回して、窓際で「一緒に死のう、一緒に飛び降りるか」と言ったということです。 ■怖くてしゃがみこんだ児童に、『立て』 学校側の説明「男性教諭が当該児童の首に手をあてて『首を絞めて殺すか』と聞きました。怖くてしゃがみこんだ児童に、『立て』といって腕をつかんで持ち上げ、立たせようとしました」 その後、男性教諭と児童は一度、教室に戻り話しをしますが、児童の謝罪がなかったとして、教諭は、「やっぱり死のう」と言って泣いている児童の手をひっぱりながら引きずり、階段まで移動したということです。 教室で目撃した4人の児童から、「先生、それはさすがにやりすぎです、やめてください」と制止する声が上がり、そのうちのひとりは男子児童に『大丈夫?』と声をかけました。