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石井綾華

石井綾華認証済み

認証済み

特定非営利活動法人LightRing.代表理事

報告

見解最近、ルッキズムを助長させる広告やコンプレックス広告と呼ばれる広告が増えているように感じる。「ルッキズム」とは、外見至上主義と訳され、外見を重視する価値観を持っていることを意味する。「コンプレックス広告」とは、身体上の特徴やコンプレックスを刺激し商品購入を進めるものである。  このような広告によって、見る側が意識しているコンプレックスはもちろん、意識していなかった身体的特徴を意識してしまうことがある。人によっては、これらが身体面、精神面に影響を与え、摂食障害などに繋がる危険性もある。  このような広告が、若者や多くの人の価値観へ影響を与える可能性があることを考えることが必要である。また、発信する側はもちろん、普段の生活の中でも「受け取る側」がどう捉えるかを考えながら伝えることも大切である。

コメンテータープロフィール

石井綾華

特定非営利活動法人LightRing.代表理事

精神保健福祉士|若者自殺対策全国ネットワーク共同代表 平成元年生まれ。18歳でNPOを設立し20歳で法人化。 12年間、子ども若者の自殺、孤独・孤立問題解決のため 友人や家族等の身近な者による支援技術養成("ユースゲートキーパー"養成研修)及び支援活動を合計20,150名へ展開。 ピアサポートを重視し、全国各地の支える側の思春期・青年期のためのオンライン居場所(ringS)を運営。 自殺問題、孤独・孤立問題に関する有識者として東京都自殺対策総合会議委員等を務める。 著書『思春期学 第20章 一般市民の潜在能力と可能性』|第11回日本ユースリーダー賞受賞

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