見解アクリルは、一般的にガラスの10倍以上の強度があるとされ、水族館などの高圧にも耐えられる優れた素材です。割れにくく、割れても破片が飛散しにくいというのも特徴ですし、経年的な劣化もしにくく、水族館をはじめ、記事にあるような実験施設などで多用されている素材です。 ただ、実験には予測不可能な要素が起きることも考慮にいれておく必要があり、一般人、特にお子さんが実験による事故で影響がおよぶ範囲にいないよう、また危険をどう防ぐか十分に留意することも重要です。サイエンスの教育では、お子さんや一般の人の興味を喚起する目的もありますが、サイエンスが持つ危険性についても同様に知ってもらうことも教育・啓蒙活動の目的に入るのではないかと思います。 こうした事故、経験がなぜ起きたのか、再び起きる危険性はないのか、実験によるサイエンス教育と同時に観察する人をどう守るのかを、みんなで考えるきっかけになることを望みます。
コメンテータープロフィール
いしだまさひこ:北海道出身。法政大学経済学部卒業、横浜市立大学大学院医学研究科修士課程修了、医科学修士。近代映画社から独立後、醍醐味エンタープライズ(出版企画制作)設立。紙媒体の商業誌編集長などを経験。日本医学ジャーナリスト協会会員。水中遺物探索学会主宰。サイエンス系の単著に『恐竜大接近』(監修:小畠郁生)『遺伝子・ゲノム最前線』(監修:和田昭允)『ロボット・テクノロジーよ、日本を救え』など、人文系単著に『季節の実用語』『沈船「お宝」伝説』『おんな城主 井伊直虎』など、出版プロデュースに『料理の鉄人』『お化け屋敷で科学する!』『新型タバコの本当のリスク』(著者:田淵貴大)などがある。
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