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稲葉可奈子

稲葉可奈子認証済み

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産婦人科専門医 / 医学博士

報告

見解葛藤を乗り越えて、前向きに生きている姿に、口唇口蓋裂で同じく思い悩んでいる親子さんたちもとても励まされるのではないかと思います。 口唇口蓋裂は約500人に1人で、決して珍しくなく、特定の原因があるわけでもありません。 親が悪いわけでなくても、親としては「ごめんね」と責任を感じてしまうものですが、「産んでごめんね、と言わないで」という言葉は、口唇口蓋裂に限らず通じることかもしれません。 顔は服で隠せる部分ではないですし、口唇口蓋裂は今の医療ではかなり違和感ないところまで治療できる、と説明を受けても不安になる気持ちはあると思います。そんな中で、同じ悩みを抱える方どうしの患者会を作られたのは、すばらしいですし、心救われる方は多いのではと思います。 また、口唇口蓋裂に限らず、容姿について揶揄しない、というのは小さい時こそ大事であることを改めて。子どもの何気ない一言が心を傷つけてしまうので。

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  • 重見大介

    産婦人科専門医 / 公衆衛生学修士 / 医学博士

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コメンテータープロフィール

京都大学医学部卒業、東京大学大学院にて医学博士号を取得、双子含む四児の母。産婦人科診療の傍ら、病気の予防や性教育、女性のヘルスケアなど生きていく上で必要な知識や正確な医療情報とリテラシー、育児情報などを、SNS、メディア、企業研修などを通して発信している。また、子宮頸がん予防やSRHRの推進など社会活動も行っている。 みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト 代表 / みんリプ!みんなで知ろうSRHR 共同代表/メディカルフェムテックコンソーシアム 副代表

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