ロサンゼルス・タイムズの報道によると、サンフランシスコの高級住宅地パシフィック・ハイツにあるペロシ氏の家の画像は、保守派のウェブサイトにもよく掲載されており、保守派の抗議場所になっていたようです。昨年は、ガレージの扉にAというアナーキーの頭文字がスプレーされたり、家の前に切断された豚の頭が置かれていたこともあったと報じられています。 アメリカでは近年、議員に脅威を与えるケースが増加しています。議会警察のデータによると、2017年は3939件だったのが、2021年には9625件と2倍以上増加。政治に対する不満が脅しや暴力的行為に発展するほど、分断が深まってしまったということでしょう。 犯行動機については解明が待たれているところですが、容疑者は、バークレー地域ではヌーディスト活動家として知られており、9.11アメリカ同時多発テロは内部的犯行だとする陰謀論も信じていたと報じられています。
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コメンテータープロフィール
大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。
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