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井形彬

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東京大学先端科学技術研究センター特任講師

報告

補足エキスパートコメントにセキュリティ・クリアランス(SC)制度についての言及があるので補足します。 SCの「適正評価(いわゆる身体検査)」で最も重要なのは、その個人が「他人にバラされると困る秘密があるか」という点となっています。何故かというと、それが「ブラックメール(脅し・ゆすり)」、すなわち、「バラされたくなければ情報を渡せ・言うことを聞け」という他者からの圧力に対して脆弱になってしまうからです。 逆に言うと、今回のように公の場で認めてしまっている場合は、この「ブラックメール(脅し・ゆすり)」が効果を持ちません。海外のSC審査基準で言えば、この一件だけでクリアランスが出されない判断になる可能性は低いと考えられます。

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コメンテータープロフィール

井形彬

東京大学先端科学技術研究センター特任講師

東京大学先端科学技術研究センター特任講師。米国シンクタンクのパシフィック・フォーラムAdjunct Senior Fellowや、国際議員連盟の「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」経済安保政策アドバイザーを兼務。その他様々な立場から日本の政府、省庁、民間企業に対してアドバイスを行う。専門分野は、経済安全保障、人権外交、インド太平洋における国際政治、日本の外交・安全保障政策。

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