見解この記事のタイトルは、「もっと早く」ウクライナに侵攻すべきだった、というプーチンの発言を引用していますが、今回の記者会見でより注目すべきポイントは「より体系的に準備しておけばよかった」という部分ではないでしょうか。つまり、短期間のうちにウクライナを支配下に置けると思い込んで開始した侵攻が、予想をはるかに上回る長期化の様相を呈していることに対する後悔の念が示されたものでしょう。 自国の兵士にもこれだけの犠牲を出しておきながら、現在のプーチン大統領から出てくる言葉が「もっと準備すればよかった」ということなら、次は「もっと準備したうえで再侵攻を行う」とプーチンが考えているとしてもおかしくないでしょう。ウクライナからすれば、プーチンが「もっと準備すればよかった」ではなく、「そもそも侵略などすべきではなかった」と後悔するのでなければ、ロシアによる再侵攻をいつまでも恐れ続けなければならないのです。
コメンテータープロフィール
ヨーロッパ統合論、ヨーロッパの国際関係、国際政治。EU・中国関係、EUのEastern Partnership(EaP)、EU・ロシア関係など、EUの対外政策を中心に研究。発信内容は個人の見解であり、所属先を代表するものではありません。
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