Yahoo!ニュース

服部倫卓

服部倫卓認証済み

認証済み

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

報告

見解出生率の低下、人口減に直面する国にとって、人口や労働力を補填する移民を受け入れることと、異文化の人間を受け入れることで生じる摩擦は、常にジレンマとなる。 ロシアでは、中央アジアからのイスラム系移民は、かつてはソ連邦という同じ国を形成した人々だけあって、比較的自然にロシア社会に浸透し、欠くことのできない労働力となってきた。 それが、2020年代に入り、コロナ禍、テロ事件、そして対ウクライナ戦争などが重なり、矛盾が大きく表面化するようになったという印象である。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった1210

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 六辻彰二

    国際政治学者

    補足急加速しているが、ロシアでの外国人の動員そのものはウクライナ侵攻開始からまもなく始まっていた。 20…続きを読む

  • 畔蒜泰助

    笹川平和財団主任研究員

    解説ロシアには常に移民排斥を主張するグループは存在したが、それはあくまで少数の右派の主張であり、プーチン…続きを読む

コメンテータープロフィール

服部倫卓

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。

関連リンク(外部サイト)

服部倫卓の最近のコメント