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八田真行

八田真行

認証済み

駿河台大学経済経営学部教授

報告

補足個人的には派手な訴訟の舞台裏と言いますか、訴状からTikTokが、外国から米国への直接投資の国家安全保障への影響を精査するCFIUS(対米外国投資委員会)と何年も交渉していて、TikTokが米国への脅威ではないと説得しようとしていたことが分かったのが興味深かったです。 具体的には、TikTokがCFIUSに対して米国のユーザデータの使用に関して一定の「約束」をしていること、TikTokがそのような合意に違反していることが判明した場合CFIUSはサービスを停止できるということに同意していたようです。にも関わらず、米国政府の側から交渉を打ち切ったということのようですね。

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  • 高口康太

    ジャーナリスト、翻訳家

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  • 浦上早苗

    経済ジャーナリスト/法政大学MBA実務家講師

    補足議会が差し止めても憲法違反を理由にバイトダンスが訴訟を起こすというのは確実視されていました。 トラン…続きを読む

コメンテータープロフィール

八田真行

駿河台大学経済経営学部教授

1979年東京生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。一般財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、現在駿河台大学経済経営学部教授。専攻は経営組織論、経営情報論。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバ、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)理事。Open Knowledge Japan発起人。共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、『ソフトウェアの匠』(日経BP社)、共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルムアート社)がある。

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