見解この記事で気になるのは、日本人の海外渡航者数が依然としてコロナ前より極めて低調であることだ。実際に日本発の国際線に搭乗しても、年末年始やゴールデンウィークといったピーク時ですら、日本人の少なさが目についた。 昨年まではまだ新型コロナへの日本人特有の慎重さも説明要因の一つに挙げられたが、もはやその影響もない。円安はアウトバウンドの伸び悩みの大きな要因だろうが、メディアが海外は高いというニュースをよくとりあげることで海外旅行を過度に控える空気感が醸成されている側面は否定できないのではないだろうか。 日本より依然として所得が高くない国からも多くの外国人が日本に来ていることと対照的に、日本人の内向き志向が継続し続けることの弊害を危惧している。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
東京都生まれ。早稲田大学卒業。国内の近場旅行からアフリカの小国、LCCからファーストクラス、ゲストハウスからアマンリゾートまで旅行全般について利用者目線で論じる。著書に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載したほか、東洋経済オンライン、文春オンラインなどに寄稿している。
橋賀秀紀の最近のコメント
【速報】 JR「青春18きっぷ」夏の発売を正式発表 廃止説も広がる中…
日テレNEWS NNN