Yahoo!ニュース

橋賀秀紀

橋賀秀紀

認証済み

トラベルジャーナリスト

報告

見解この記事で気になるのは、日本人の海外渡航者数が依然としてコロナ前より極めて低調であることだ。実際に日本発の国際線に搭乗しても、年末年始やゴールデンウィークといったピーク時ですら、日本人の少なさが目についた。 昨年まではまだ新型コロナへの日本人特有の慎重さも説明要因の一つに挙げられたが、もはやその影響もない。円安はアウトバウンドの伸び悩みの大きな要因だろうが、メディアが海外は高いというニュースをよくとりあげることで海外旅行を過度に控える空気感が醸成されている側面は否定できないのではないだろうか。 日本より依然として所得が高くない国からも多くの外国人が日本に来ていることと対照的に、日本人の内向き志向が継続し続けることの弊害を危惧している。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった421

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 村山慶輔

    (株)やまとごころ 代表取締役/インバウンド戦略アドバイザー

    補足インバウンドのかつてない増加を東京はじめ、主要観光地で肌感として実感している方も多いと思うが、実際に…続きを読む

  • 中村智彦

    神戸国際大学経済学部教授

    見解訪日外国人観光客の増加は、観光地を訪れたり、新幹線に乗車することで多くの人が実感しているはずです。一…続きを読む

コメンテータープロフィール

東京都生まれ。早稲田大学卒業。国内の近場旅行からアフリカの小国、LCCからファーストクラス、ゲストハウスからアマンリゾートまで旅行全般について利用者目線で論じる。著書に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載したほか、東洋経済オンライン、文春オンラインなどに寄稿している。

橋賀秀紀の最近のコメント