Yahoo!ニュース

橋賀秀紀

橋賀秀紀

認証済み

トラベルジャーナリスト

報告

見解1982年に「青春18のびのびきっぷ」が登場してから40年あまり。鉄道好きにとどまらず、多くの旅行者に愛されてきた。今回の「廃止」をめぐるネット上などのざわつくをみても、そのインパクトの大きさが読みとれる。夜行列車の廃止にともない、2000円あまりで関東から九州までたどりつくという「荒技」はできなくなったが、東海道新幹線が高止まりするなか、いまだに東京と大阪を2000円台で移動できるこのきっぷは貴重な存在だといえる。日帰りでの往復であれば、さほど遠くまで行かなくても元はとれるうえ、お盆をはじめとしたピーク時でも利用できるという点も評価が高い。首都圏であれば普通列車のグリーン券を購入することで、プチ贅沢旅にすることができるし、指定券を別途購入することで、SLの旅を楽しむこともできる。今後もこのきっぷが継続して使えることを願ってやまない。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 小林拓矢

    フリーライター

    解説実は筆者も、このトピックが話題になってきたころに取材をした。 「決定次第」のことだと言われたため、結…続きを読む

コメンテータープロフィール

東京都生まれ。早稲田大学卒業。国内の近場旅行からアフリカの小国、LCCからファーストクラス、ゲストハウスからアマンリゾートまで旅行全般について利用者目線で論じる。著書に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載したほか、東洋経済オンライン、文春オンラインなどに寄稿している。

橋賀秀紀の最近のコメント