見解ストックフォト自体は広告でよく使わているもので、Webサイトにストックフォトを使用すること自体には何ら問題ないと思います。 ただ、今回の件は、写真を撮る道具としての「カメラ」のWebサイトです。しかも、機能の説明に付随した写真ですので、消費者は「このカメラで撮った写真」「このカメラを使えばこういう写真が撮れる」と認識するのは当然のことです。カメラの紹介ページなのですから、そのカメラで撮るのは当たり前のことと私自身も思いますが、パナソニックは「あくまでも宣伝なのだからそのカメラで撮ったものでなくてもよい」と判断したのでしょうか。 「よい写真を撮りたいからよいカメラを買いたい」という写真ファンの気持ちを裏切ることになってしまったのがとても残念です。
コメンテータープロフィール
東京都出身。人物をメインの被写体とするフリーランスのフォトグラファー。カメラ誌に写真や記事を寄稿するほか、役者、タレント、政治家などの撮影も行う。また、海外での肖像写真撮影、街風景のスナップ、夜の街を撮る「夜スナ!」をライフワークとする。写真展の開催も多数。
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