イベント会場でコンパニオンを撮るときの注意点(東京オートサロン2023編)
コロナ禍による各種の規制緩和により、多くの人が集まる大会場でのイベント開催も数年前の状況に戻ってきた感じです。
現在、幕張メッセで開催中の東京オートサロン(1/15まで)もその一つで、自動車関連のメーカーやサプライヤーの多くが出展するたいへん賑やかなイベントです。
そしてこういった大規模イベントをより華やかにする存在がイベントコンパニオンという人たちです。
イベントコンパニオンの役割は本来、ブースに来た人にパンフレットを配ったり、来場者プレゼントを渡したりすることなのですが、他にも来場者の注目を集めるために、ドレスや水着を着てクルマの前に立っていたりすることもあります。
イベントによっては「コンパニオンの撮影禁止」というようなものもありますが。東京オートサロンを例に取ると、コンパニオンの撮影禁止というブースは見当たらなかったように思います。
撮影禁止ではないので自由に撮ればよいということになるのですが、自由というのは一定のルール、マナーに則った上での話です。
まず当たり前のことですが、コンパニオンさん(モデルさん)を撮る場合には、撮影の意思表示をしましょう。
一番よいのは、直接「写真撮らせてください」ということです。
声を掛ければ、ほとんどのコンパニオンさんは笑顔でカメラに視線を向けてくれます。
ただ、コンパニオンさんとの距離が遠くて直接声を掛けられない場合もあります。
このような場合は、カメラを持ちながら手を挙げたりして、アイコンタクトを取るとよいと思います。
目が合ったときに、軽く会釈をすれば、コンパニオンさんも「あ、写真撮るのね」と分かってくれます。
また、撮影が終わったら、「ありがとう」と声を掛けたり、会釈をしたりするのを忘れないようにしましょう。
個人の趣味としてコンパニオンさんを撮る場合には、これだけで良いでしょう。
SNSなどに写真をアップするくらいなら特別な許可はいらないと考えてよいと思います。(本来は掲載許可をもらうのが望ましいのですが、撮るときに声を掛けていれば個人利用で問題となることは少ないというのが実情です)
ただし、一部の撮影者の中には、撮影した写真やビデオを販売する人がいるようです。
この場合は商用利用となりますので、コンパニオンにその旨の許可を得ることが必要となります。場合によっては主催者にも許可をもらう必要があるかもしれません。許可なく販売することはできませんので注意してください。
さらに、このような写真やビデオの販売は、わざとコンパニオンの胸やおしりなどをアップで撮ったものを集めたものもあるようです。
こうなるともはや撮影ではなく、盗撮といってもよいでしょう。
販売目的だけじゃなく、個人の趣味であったとしてもこれらの行為はルール、マナー以前の問題ですので厳禁です。
あと、マナーとしては、他の来場者の迷惑にならないように気をつけることも大切です。
コンパニオンがいる場所は、出展社が来場者に見せたい商品などが展示されているスペースです。
そういう商品などを見たい来場者がコンパニオンさんを撮影している人が邪魔をして見られないとなると本末転倒となってしまいます。
あくまでも通行人の邪魔にならないように気をつけることが大切です。
同様に、いつまでも同じ場所で同じコンパニオンさんを撮り続けるのもマナー違反といえます。
写真を撮られるのも仕事の内と思ってくれているコンパニオンさんも、ずっと同じ人に撮られるのは困ってしまうものです。
もし、一人の人をずっと撮りたいというのであれば、モデル撮影会などに参加することをオススメします。
以上のようなことに気をつければ、イベント会場でコンパニオンを撮ることはそれなりに楽しめると思います。
みなさんもルールとマナーを守って撮影を楽しんでみてください。
それでは、ここで東京オートサロン2023で見つけた素敵なコンパニオンさん(モデルさん)の写真をご覧いただきたいと思います。