補足日本救急医学会の「熱中症の実態調査」によれば、熱中症で受診した事例に関して、高齢層ほど「エアコンの設置はしていたが停止中」の事例が多く、そして(年齢を問わず)エアコンが停止状態で搬送された熱中症患者ほど病症の重症度が大きいとの結果が出ています。故障していたからではなく、多分に本人の意思でつけず、それが災いして熱中症を発症してしまうケースが多々あるようです。 高齢者が熱中症のリスクにもかかわらず冷房をつけないのは、節約以外に、老化により体感温度の変化認識が鈍くなり暑さを感じない、暑さによる体調不良を「いつものこと」と勝手判断してしまう、人工的な冷風を嫌う、さらには昔はつけていなかったからと慣習的な認識をしていることもあり得ます。 熱中症になると電気代の何倍、何十倍もの費用がかかり、死のリスクすらあります。いまやエアコンは生命線との認識が必要でしょう。
コメンテータープロフィール
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
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