見解医学科や看護学科は講師を担当する人間が講義だけでなく実習などで実際に病棟を訪れる際も指導にあたることが多くあります。また先輩の先輩が指導員なんてことも多々あり、学校と関連の病院に就職でもしようものならこの閉鎖的な環境は学生の間だけにとどまらず働きだしてからも続きます。そのため被害を訴え出られず、しんどくなり精神科の外来を訪れる患者さんの中には医療従事者も非常に多くいます。 日々命に関わる仕事をする重圧に加え夜勤などの不規則な生活、そんなストレスの中それでも誰かの支えになることを目指し医療職を志す人々の心をこんなことで折るのは許し難い行為です。 受診し相談されることの中には「ハラスメント」という言葉で包まれたただの犯罪も多くあります。他者の権利を理不尽に蹂躙することをハラスメントと軽く表現することも問題が減らない一つの要因であると思われます。
コメンテータープロフィール
1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。
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