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藤野智哉

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精神科医

報告

見解精神科を名乗るクリニックは増えていますが、バイトを雇って回しているだけのチェーンも多く、そういったクリニックやオンライン診療では記事にあるようにバイトの医師がその一回だけ診察をすることも少なくありません。前後の経過を見ずその瞬間だけ見て内服を責任もって調整することなどできるはずがなく、結果同じ薬を漫然と出されていることもあります。 風貌、匂い、所作なども見る精神科の診察においてオンライン診療は情報量が大きく劣りますし、初診では採血も重要なのは知っておいてほしいですが、確かに、クリニックの少ない地方においてはオンラインでもかかれないよりはマシということは起こり得ます。 当初、その質への不安から私自身は精神科のオンライン診療に賛成ではなかったのですが受診難民の多い現状を見ていると必要な選択肢なのかなと感じます。ただそのためには最低限の診療の質を保証する資格制度などが必要ではないかとも思います。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 井上智介

    精神科医/産業医

    見解初診予約の取りにくさは、かなり地域によって異なる印象です。都会と言われる県内でも、少し場所が違えば2…続きを読む

  • 碓井真史

    社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

    補足各地域の精神保健福祉センターは、予約が取れない時にも相談に乗ってくるでしょう。「全国の精神保健福祉セ…続きを読む

コメンテータープロフィール

1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。

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