Yahoo!ニュース

江川紹子

江川紹子認証済み

認証済み

ジャーナリスト・神奈川大学特任教授

報告

見解過去の過ちについて、事実を調査することは、再発防止のために大事なことで、静岡県警のこの動きは評価したい。必要なのは、過ちを作った”犯人探し”ではなく、誤った原因や経過を検証することだ。  再審無罪が確定した後、静岡県警本部長はいち早く袴田さん宅に赴き、深々と頭を下げて謝罪した。検察が、裁判所の判断に不満をあらわにする検事総長談話を発表し、地検の検事正の謝罪が遅くなったことなどに比べると、県警の対応には誠実さが見られる。  ただ、よりよい検証のためには、警察だけで行うのではなく、刑訴法の学者などの識者を交え、第三者の視点を加えた方がよい。今からでも考えてみてほしい。

コメンテータープロフィール

江川紹子

ジャーナリスト・神奈川大学特任教授

神奈川新聞記者を経てフリーランス。司法、政治、災害、教育、カルト、音楽など関心分野は様々です。2020年4月から神奈川大学国際日本学部の特任教授を務め、カルト問題やメディア論を教えています。

関連リンク(外部サイト)

江川紹子の最近のコメント

  • 江川紹子

    ジャーナリスト・神奈川大学特任教授

    見解玉木代表の不倫問題。政治家である以上、私事が暴かれるのはやむをえないでしょうが、政治家玉木氏を評価す…続きを読む

    こちらの記事は掲載が終了しています

  • 江川紹子

    ジャーナリスト・神奈川大学特任教授

    見解取り調べの可視化導入の目的の1つが、問題があった時に検証が可能にすることだ。それを考えれば、まっとう…続きを読む

    こちらの記事は掲載が終了しています