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荒川和久

荒川和久

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独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

報告

社人研による将来人口推計はかなり精度が高く、2016-2020年までの15歳以上の人口はほぼ誤差0.1%以内で当てています。外れているのは出生数がからむ0-14歳人口のみ。その精度の高い推計に基づけば、65歳以上の高齢者人口が日本史上もっとも多くなるのが約20年後の2042年で3890万人。そこをピークとして以後異常な速さで高齢者人口は激減します。まもなく始まる多死時代によるものです。2062年には高齢者人口は2015年段階のレベルにまで戻るでしょう。 そう考えるとこれからの40年が現役世代にとってもっとも苦しい時代になるかもしれません。つまりこれから就職する若者の負担が大きいということです。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

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    日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

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    新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

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コメンテータープロフィール

荒川和久

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

広告会社において、数多くの企業のマーケティング戦略立案やクリエイティブ実務を担当した後、「ソロ経済・文化研究所」を立ち上げ独立。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者としてメディアに多数出演。著書に『「居場所がない」人たち』『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』『結婚滅亡』『ソロエコノミーの襲来』『超ソロ社会』『結婚しない男たち』『「一人で生きる」が当たり前になる社会』などがある。

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