補足そもそもクルマの走行に起因するC02排出量は、全体の16%程度しかありません(日本の場合です。国によってバラツキはあります)。残りの84%は、業務や産業、家庭生活から出るものです。これらが排出するCO2の主要因は「電力」ですから、電力を得る手段を脱炭素化しなければ、CO2排出ゼロにはならないわけです。「電池は製造時にCO2がたくさん出る」とはよく言われますが、これも電池材料から出るわけではなく、製造に投入するエネルギーが多い=電力使用量が多い、というのが真相です。必要なのは「エネルギーを得る手段の脱炭素化」であり、クルマだけ電気で走らせても焼け石に水です。
コメンテータープロフィール
国内自動車メーカー設計部門に約5年間勤務した後、地域タブロイド新聞でジャーナリスト活動を開始。同時に自動車雑誌にも寄稿を始め、難しい技術を分かりやすく解説した記事が好評となる。環境技術には1990年代から取り組み、ディーゼルNOx法改正を審議した第151通常国会では参考人として意見陳述を行ったほか、ドイツ車メーカーの環境報告書日本語版の翻訳査読なども担当。道路行政に関しても、国会に質問主意書を提出するなど、積極的に関わっている。自動車技術会会員。
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