提言中国側が司法手続きについて述べたのは、一歩前進と言えるかもしれません。こうした国際問題に発展した事件は、非公開で裁判を行うことが多くなっていますが、深圳市と蘇州市の事件の裁判は犯人の動機を解明し、中国が抱える社会問題をより深く理解するために必ずや公開しなければならないと思います。日本政府はその一点を強く要求すべきだと思います。
コメンテータープロフィール
1971年大阪府生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。大阪外国語大学、名古屋大学大学院を経て、香港大学教育学系Ph.D(博士)取得。在中国日本大使館専門調査員、早稲田大学准教授などを経て、2013年より現職。主な著書に『貧者を喰らう国―中国格差社会からの警告』(新潮選書)、『超大国中国のゆくえ―勃興する民』(新保敦子と共著、東京大学出版会)、『香港 あなたはどこへ向かうのか』(出版舎ジグ)など。
阿古智子の最近の記事
コメントランキング
- 1
候補者の名前書かない「白票」、政治の不満を伝える手段? 「刃」としては力不足の指摘も
毎日新聞 - 2
「偽装非公認」最終盤で焦点 石破首相、報道に責任転嫁 野党批判、強まる逆風【24衆院選】
時事通信 - 3
セブン社長に「上げ底弁当」疑惑を直撃「そんなアコギなことはできない」「ネットに投稿する方は、事実をもって投稿してほしい」
文春オンライン - 4
【いじめ】 肛門に“ドラムスティック”や“ピンポン玉” 入れて撮影 トイレで逆さ吊り「死ね」「デブ」高校1年生男子が3年生男子4人から半年間被害
北海道ニュースUHB - 5
巨人ファンはもっとCSに怒ってもいいのでは? 今季「8ゲーム差」のDeNAに敗退…有名OBは「誰が考えてもおかしな制度」と指摘
デイリー新潮