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秋山信将

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一橋大学大学院法学研究科 教授

報告

見解当然選択肢には入っているでしょう。 イスラエルは、過去にイラクのオシラクの原子炉(核兵器開発に使われるとみられていた)と、シリアの原発と見られる施設(シリアは未申告だった)を空爆し、核保有を阻止しています。 イランは、高濃縮ウランの貯蔵量も増やして、兵器用レベルにまで濃縮するにはそれほど時間がかかりません。また核保有の動機もあります。とすればイスラエルには、イランの核保有の阻止という、濃縮施設や原発を空爆する誘因はあります。 Jericho 3はイランの核施設を射程内におさめてますね。(通常弾頭の場合ペイロード的に、破壊に十分な威力を確保できるか?)空爆だと今回は周辺国の上空通過許可が得られなさそうですし、航続距離的にどうなんでしょうか… ただそれはさらにエスカレーションラダーを上げることになりますし、環境汚染を引き起こし汚名を着るリスクもあります。

コメンテータープロフィール

秋山信将

一橋大学大学院法学研究科 教授

専門は国際政治。特に、安全保障、軍備管理・軍縮、不拡散、エネルギー安全保障。広島平和研究所専任講師、日本国際問題研究所主任研究員、在ウィーン国際機関日本政府代表部公使参事官などを歴任。日本軍縮学会会長。博士(法学)。

秋山信将の最近のコメント

  • 秋山信将

    一橋大学大学院法学研究科 教授

    見解被爆者の皆さんや市民社会の運動をやっている皆さんから見ればがっかりということなのだろう。他方、中国と…続きを読む

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  • 秋山信将

    一橋大学大学院法学研究科 教授

    見解率直に言わせてもらうと、出所が不明なデータに基づく評論は、とりわけ選挙期間中は控えたほうがよいのでは…続きを読む

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