Yahoo!ニュース

明智カイト

明智カイト

認証済み

『NPO法人 市民アドボカシー連盟』代表理事

報告

これまで日本の法曹関係者の多くは離婚後共同親権・共同監護の重要性を認識してきませんでした。日本はハーグ条約に先立ち「子どもの権利条約」に署名しており、同条約第9条に定められている通り、日本は非親権者の面会交流を子どもの権利として認めなければなりません。しかし、日本国最高裁判所は、非親権者は子どもと会う権利はなく、国家による面会交流の強制は、親や子どもの権利ではないと裁定しています。この裁定により、事実上、親権者の協力なしには、面会交流は不可能となっているのです。 今回、法務省が調査した対象のほとんどの国で、離婚後の子と親の面会交流が適切に行われているかについて、公的機関が監視するなどの支援制度があるということですが、離婚後の親権制度や子の養育の在り方について本格的な議論をはじめるときがきています。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった49

コメンテータープロフィール

明智カイト

『NPO法人 市民アドボカシー連盟』代表理事

定期的な勉強会の開催などを通して市民セクターのロビイングへの参加促進、ロビイストの認知拡大と地位向上、アドボカシーの体系化を目指して活動している。「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」を立ち上げて、「いじめ対策」「自殺対策」などのロビー活動を行ってきた。著書に『誰でもできるロビイング入門 社会を変える技術』(光文社新書)。日本政策学校の講師、NPO法人「ストップいじめ!ナビ」メンバー、などを務めている。

明智カイトの最近のコメント

  • 明智カイト

    『NPO法人 市民アドボカシー連盟』代表理事

    日本国憲法第24条1項に「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本と…続きを読む

    こちらの記事は掲載が終了しています

  • 明智カイト

    『NPO法人 市民アドボカシー連盟』代表理事

    憲法24条については「憲法の改正」ではなく、(同性婚を認めるという)「加憲」が良いという意見がありま…続きを読む

    こちらの記事は掲載が終了しています