【宮城県 東松島市】ホタテはたべて満足、つかって大満足 -ホタテ割りばし- [矢本地区]
夏と冬においしくなる「ホタテ貝」は、日本だけじゃなく海外でもよく食べられている人気者。高級レストランや寿司屋さんのメニューに登場することもあるし、ちょっとカジュアルなバーベキューの場でも。
トップスターのような存在のホタテだけど、旬の時期があって値段もいいから、普段からモグモグと食べる感じではない。だから食べられた時っていうのは、気持ちもお腹も「満足」。
そして、どうやら最近のホタテは、それだけじゃないみたい。
宮城県東松島市の矢本地区にある、地場産品を販売しているお店「東松島あんてなしょっぷ まちんど」でホタテの新しい姿を大発見。それは、やわらかいホタテの身のような色をしていて、スラリとした2本の足。
なんとホタテは「箸(はし)」の姿!食べるものではなく、使うものとして「ホタテ割りばし」に生まれ変わっていた。パッケージには「力こぶ」をつくったホタテが、キリリとした表情で、みなぎる底力をアピール。
可愛らしさと強さも感じるホタテ割りばしは、その雰囲気のとおり固さがしっかりとあって、洗ってまた使えるのがすごい。使い捨てるなんてもったいないほど立派。
箸を開発したのは県内塩釜市の企業「近江(おおみ)」。環境と人にもやさしい品物づくりを大切にしていて、たとえば「ホタテの割りばし」は廃棄される貝殻を約50パーセント以上も使用して製造されたもの。
森や林を伐採して割りばしをつくるのではなく、いままで捨てられていた「ホタテの貝殻」を素材にすることで、自然を守りながら人にも嬉しい。これには、きっとホタテもうれしいに違いない。
普通の割りばしのように『パキッ』と簡単に割れて、だけど使い心地は頑丈そのもの。
表面には心地良いザラザラ感があって、そこに貝殻の気配を感じて嬉しくなる。箸先には滑らないような加工がされていて、ますます普通の割りばしとの距離をつくっている。
たべて満足、つかって大満足。
最近のホタテは、すごいぞ。
名称:ホタテ割りばし
製造元:株式会社近江(おうみ)
販売店:東松島あんてなしょっぷ まちんど
住所:宮城県東松島市矢本字河戸342-2
営業時間:10:00-18:00
定休日:不定休