皆、攻撃タイプに苦労し、そして悩んでいる。さて、その解決策は?
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
私は、生まれつき性格を熱心に研究している心理カウンセラーです。
私には、生まれつき性格を知っていたからこそ、クライアントに適切なカウンセリングを提供できたという事例を、数えきれないぐらいたくさん持っているという自負があります。
さて、今日のテーマである、攻撃タイプとは、いざとなった時に、相手を打ちのめそうとする性格を持っている人のことを指します。おじいさんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ5)とお父さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ8)とお母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)が攻撃タイプにあたります。
※ エニアグラムにも流派がたくさんあり、あなたの知っているエニアグラムとは合致しないかもしれません。どうぞご注意ください。
でも、おじいさんタイプとお父さんタイプは、世の中に、ほんの少ししかいいません。よって、攻撃タイプのほとんどは、お母さんタイプと言って宜しいかと思います。
お母さんタイプは、基本、嫌いな人がいると、その人に対して攻撃をしかけます。中には、攻撃などしないお母さんタイプもいるのですが、それは成長方向にいるお母さんタイプだけで、多くのお母さんタイプ、デフォルト(標準・初期設定)のお母さんタイプは、嫌いな人がいると攻撃をしかけます。
いじめのリーダーになる人は、ほとんどがお母さんタイプです。そして、いじめを止めに入るのもお母さんタイプです。そう、お母さんタイプには、自分がいいと思うこと、自分がやりたいと思うことを、積極的に行動に移すという特徴があるのです。
お母さんタイプは、好き嫌いが激しいです。他のタイプより、好き嫌いがうんとハッキリしています。そして、お母さんタイプは、嫌いな人がいたら、その人に対して攻撃をしかける傾向が強いです。そして、嫌いな人から反撃されたら、もっと激しく攻撃をします。自分が、気が済むまで、もしくは「負けるな」「こりゃ、、叶わないな」と思うまで、しつこく攻撃をし続けます。そういう意味から言えば、「お母さんタイプは、なんて迷惑な人たちなのか」と思います。
だからお母さんタイプには、小さい頃から、厳しめの教育が必要です。自分がやりたことをやってしまうタイプだからこそ、養育者は、お母さんタイプの子どもに対しては、「やっていいこと、悪いこと」をしっかり教えていかなければならないということです。
私は、よく、映画や小説を観たり読んだりします。すると、お母さんタイプが創った作品に出会うことが多くなります。それもその筈。お母さんタイプは、人口が非常に多いですから、出会うことが多くなるのは、当たり前と言えば当たり前です。
私は、お母さんタイプが創った作品を観たり読んだりすると、軽く打ちひしがれます。何故なら、お母さんタイプが創った作品は、どれもこれもみんな、登場人物が全員、「自分は正しい」「自分はいい人だ」と信じて疑ってないからです。私は、思わずため息が出ます。「こんな、お母さんタイプばかりが生息している、この日本という国で、私は生まれて生きていかなくてはならないんだ…と決意を新たにします。
さて、世の中には、しゃがんで注文を取る店員さんがいるラーメン屋さんが、たくさんあります。そう、名付けてしゃがみ注文です。これは20数年前から見かけるようになりました。そして、今や全国的に展開されています。この、しゃがみ注文というサービスを思いついたのは、間違いなくお母さんタイプです。お母さんタイプは、自分がいい人で大物であると信じて疑わず、そしてそのことにさえ気付いていないので、自分が座っていて、立っている店員さんから、見降ろされながら、注文を取られるのが嫌なのです。だから、世の中に多数いるマジョリティであるお母さんタイプの発案によって、しゃがんで注文を承る店員さんがいるラーメン屋さんがどんどん増えてしまった…というわけです。
私は、立って、こちらまで歩いて来たにも関わらず、テーブルに到着するや否や、いきなりしゃがんで注文を取ろうとする店員さんに、非常に違和感を覚えます。「いいですよ。いちいちしゃがまなくても…」と言ってしまいそうになります。店員さんだって、何度もくり返し、立ったりしゃがんだりすると、足腰や膝が痛くなるのではないかと思う次第です。
でも、今後も、しゃがみ注文をする店員さんが減ることはないでしょう。何故なら、世の中には、上から目線で注文したいというお母さんタイプが圧倒的に多いからです。
嫌いな人がいると、直ぐに攻撃を仕掛けるという癖のあるお母さんタイプには、皆さん、ほとほと手を焼いています。そう、多くの人が、成長方向にいないお母さんタイプの存在に苦労し、そして悩んでいるのです。
お願いです。お母さんタイプの人は、自分がいい人で正しくて大物であるという想いを、1度疑ってみるようにしてもらえないですか?
「私は本当にいい人なのか?」「私は本当に正しいのか?」「私は本当に大物であるのか?」客観的に見るよう努めてください。
私は言いたいです。お客様だからいって、威張っていい訳はありません。店員さんに、土下座させていい訳はありません。店員さんが見下ろす形で注文を取ったからといって、怒っていいわけではありません。お母さんタイプの人は、今1度、自分の言動を振り返るよう、心掛けていって欲しいなあ…と強く思う次第です。
お母さんタイプは、デフォルト(標準・初期設定)が攻撃になっています。この記事をご覧のお母さんタイプ以外の皆さんは、くれぐれもお母さんタイプから攻撃を受けないよう注意してください。攻撃されないためのコツは、嫌われないこと。そして、近付かないことです。
私は今、お母さんタイプのデフォルトは攻撃であると言いました。でも、成長方向にいるお母さんタイプは、攻撃などしません。成長方向にいるお母さんタイプは、本当に自愛に満ちた、包容力のある菩薩様のような存在です。私は、この記事をご覧のお母さんタイプが、成長方向に進むことを心から望んでいます。← そのためには、反省する習慣が何よりも大切です。
というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。