マイルの貯め方はポイント交換が最短ルート。ポイ活とポイント交換を駆使して短期間で貯める
ANAマイルやJALマイルといった航空会社のマイル(マイレージ)を貯めるという時、一番に候補に挙げられることが多いのが「マイルが貯まるクレジットカード」かもしれません。
ANAカード、JALカードといったクレジットカードをでお買い物をすることでマイルを貯めるという方法がよく知られています。
ただ、実際に特典航空券と交換するのに必要な数万マイルといった単位でANAマイル、JALマイルを貯めるのは決済だけではかなり厳しいです。
マイルを大量に貯めるにはポイ活と高レートでのマイル交換がカギになります。
まずは自分を知る。必要なマイルはどのくらい?
本題に入る前に、これからマイラーになる方は実際にどのくらいのマイルが必要なのかを予め計算しておきましょう。マイルを使ったキャンペーン等は除き、特典航空券(無料航空券)の獲得に必要なマイル数(往復)は以下の通りです。
- 国内(東京-大阪):5000~7500マイル
- 国内(東京-福岡):6000~9000マイル
- 国内(東京-沖縄):7000~10500マイル
- 海外(~ハワイ・エコノミー):35000~43000マイル
- 海外(~ハワイ・ビジネス):53000~61000マイル
- 海外(~ハワイ・ファースト):60000~68000マイル
と、こんな感じになります。データはANA(2021年11月2日)です。
たとえば、年1回程度、マイルで沖縄に行きたいなぁというなら1万マイル位貯めればOKということになります。4人家族なら4万マイルということになりますね。
マイルは決済(お買い物)で地道に貯めても厳しい
ANAマイルもJALマイルも共通して、ANAカードやJALカード等のいわゆるマイルが貯まるクレジットカードだけでマイルを貯めていくのは相当厳しいです。
仮にお買い物金額の1%のマイルが貯まるクレジットカードで決済をしたとして、4万マイルを貯めるには400万円のお買い物が必要になります。
決済額がすごく大きい人は別ですが、なかなかそんなにはお買い物しないですよね。となると、決済だけでマイルを貯めていくのは困難です。
ちなみに、決済でマイルを貯めるなというわけではありません。決済だけで特典航空券に交換するだけのマイルを貯めるのはかなり厳しいという話です。
年に数百万以上決済する人で独身の方のように必要マイル数が少ない人は決済だけでも大丈夫なケースもあると思います。ただ、家族連れで考えていくと決済だけだとかなりしんどいと思います。
もちろん、決済も活用するべきですが、それだけだでなくポイント交換も活用してマイルを貯めていくのが近道です。
ポイントを貯めて、ポイントをマイルに交換するのが近道
必要マイル数を貯めるためのルートはいわゆる「ポイ活」と「ポイント交換」を組み合わせて利用することで爆発的に貯めやすくなります。
①ポイントサイトを活用して貯める方法
ポイ活というのはいわゆるポイントサイトを利用してポイントを貯めていくことです。コツコツとしたイメージがあるかもしれませんが、普段のお買い物をポイントサイト経由にしたり、クレジットカードのカード作成をポイントサイト経由にしたりするだけで年間で数万マイル相当のポイントは安定的に貯めていくことができるはずです。ポイントサイトってなに?という方は以下の記事で解説しています。
参考:ポイントサイトの仕組みと私が活用しているポイントサイトの特徴を比較
※外部リンク
②キャンペーンや特典などを活用して貯める方法
ポイントサイトと絡めていくこともできます。企業が実施するキャンペーンを活用していきましょう。特に金融機関は比較的大きめの金額のキャンペーンを実施することがあります。こうしたキャンペーンをうまく活用すれば数千~万単位の還元を受けられるケースがあります。
こうしたキャンペーンで受け取ったポイントをポイント交換によってANAマイルやJALマイルに交換していきます。こうしたキャンペーンは不定期に実施されるものですので、いつでもやれるわけではありませんが、ぜひ活用していきましょう。
参考:今使える、高還元のポイ活案件件&キャンペーンの攻略ページ
※外部リンク
③銀行、証券会社のコツコツポイ活を上手して貯める
このほかにも、一撃でもらえるポイントではなく、常設実施で毎月コツコツとポイントを貯めていけるような銀行、証券会社のキャンペーンもあります。たとえば、投資信託のクレカでの積み立てでのポイント獲得、銀行振り込みを利用してのポイント獲得といったような金融サービスを活用した案件ですね。
目立ちはしませんが、コツコツ行けちゃいますのでうまく利用して、貯めたポイントをマイルに交換していきましょう。
・口座振替ポイントのある銀行に支払いをまとめてポイントを貯める(外部リンク)
・投資信託のクレジットカード積立を利用してポイントを貯める(外部リンク)
こんな感じでいろいろあります。コツコツ系とはいえ全部やれば月に数千ポイントはたまっていくのでそれをマイルに交換すれば年に1万マイル以上にはなるはずです。
ANAマイルのポイント交換のルート
それでは具体的に貯めたポイントをマイルに交換していきましょう。
ポイント交換でANAマイルにする場合は、100ポイント(円)=50ANAマイル(50%)を最低ラインとして考えるようにしましょう。ただし、以下のポイントであれば交換レートが上がりますので、うまくポイント交換を駆使していきましょう。
以下ポイントを貯めていないという方もポイント交換を駆使すれば当該ポイントに交換していくことが可能だったりします。
- nimocaポイント→ANAマイル(70%)
- 永久不滅ポイント(セゾン)→ANAマイル(70%)
常設で利用できるのはこの二つ。nimocaポイントルートは九州(特に福岡)と函館に在住の方じゃないとポイント交換機が必要なので少しつらいかもしれません。永久不滅ポイントの方は交換ルートが多いので基本的にはこちらがよさそうです。
参考記事: TOKYUルートが閉鎖へ。ANAマイル交換は永久不滅ポイントルートとnimocaルートはどちらがオトク?
※外部リンク
一応2022年3月まではTOKYUルート(75%)という交換ルートもあるのですが、こちらは封鎖されることが確定しています。
また、これら以外にもnanacoポイントでは不定期に増量キャンペーンをやっているのでこの辺りも活用できるポイントです。
JALマイルのポイント交換ルート
続いてはJALマイル。こちらもANAマイルと同様に50%を最低ラインとして考えるようにしておくとよいでしょう。ただ、JALマイルはANAマイルのように常設で交換レートの高いポイント交換ルートがありません。
ただ、不定期ではありますが、PontaポイントからJALマイルには20%のレートアップキャンペーンが実施されています。JALマイルにポイントを交換したいという人はPontaポイントにポイントを寄せていけば、50%×1.2=60%の交換レートでJALマイルを貯めていくことができるわけです。
ポイントを上手に貯めてマイルをお得にためていきましょう
というように、ANAマイル、JALマイルは決済だけで貯めるのではなく、他のルートでポイントを貯めて、そのポイントを各マイルに交換していくという方法をとる方が圧倒的にやりやすいです。ぜひ活用してみてください。
筆者について
しょうこちゃん(@showchan82)
ポイ活(ポイント活動)をしながら、それを投資に回すポイ活投資を実践しているポイント投資家。ポイ活というとお特に買い物をする、というイメージが強いかもしれませんが、それだけではなく、貯金や資産運用(資産形成)にも強く役立てることができるんです。ポイントを利用したお得な貯金のやり方や投資術などを実際に自分自身で試しながら日々研究しています。
ブログ:ポイント投資の攻略ブログ
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